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嶋田 道也; 野田 信明*
機械の研究, 47(1), p.195 - 200, 1995/00
ダイバータが果たすべき役割、すなわち不純物制御、粒子制御、熱制御について論じ、次にその役割を果たすためのスキームについて概説した。今日までのダイバータ実験は、低温・高密度ダイバータの特性と遠隔放射冷却に力が注がれている。最近、低温・高密度ダイバータと、主プラズマの閉じ込め特性の改善を両立させるため、ダイバータの形状をよりクローズにして排気することが、大型トカマク装置で計画されている。また、ITERの設計研究においては、放射冷却パワーをさらに増大させるため、ガス・ダイバータの検討を行っている。これは低温・高密度ダイバータの概念をさらに押し進め、高圧のガスでダイバータ・プラズマを囲い、プラズマの熱流がダイバータ板へ到達しないようにするというものである。
嶋田 道也
プラズマ・核融合学会誌, 69(10), p.1184 - 1186, 1993/10
小特集「ダイバータ研究の現状と課題」の総括として重要な結論と、近い将来解決されるべき課題をまとめた。あわせてガス・ダイバータの問題点にも言及した。低温高密度ダイバータと、それによる遠隔放射冷却が、炉心にもっとも整合性のあるダイバータの特性として位置づけられている。ダイバータ特性を決定する輸送過程は、磁力線方向は古典理論で説明可能であるが、磁場に垂直方向の拡散は異常拡散であるため、データベースの構築と、それによる比例則の確立が急務である。ガスダイバータは、炉心の閉じ込めならびに限界や密度限界との整合性や運転領域が狭いことなどから、炉心の概念と相いれないものと考えられる。